地震保険を申請するとき、
「保険会社は家のどこを見るの?」
「修理見積書の金額で保険金が決まる?」
「ひび割れが何本あれば地震保険が出る?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
地震保険には、通常の火災事故などとは異なる損害認定の仕組みがあります。
そのため、地震保険を理解するうえでは「修理にいくらかかるか」だけではなく、「どのように損害程度が認定されるのか」を知ることが重要です。
この記事では、地震保険の査定・損害認定について基本的な仕組みを解説します。
地震保険は修理見積額だけで査定されるわけではない
例えば地震による住宅の修理見積額が150万円だったとしても、
「150万円の修理が必要だから150万円の地震保険金が支払われる」
という仕組みではありません。
地震保険では、所定の損害認定基準に基づいて建物や家財の損害程度を認定します。
建物の場合は、その認定結果に応じて「全損」「大半損」「小半損」「一部損」などに区分されます。
地震保険の査定では何を見る?
建物の場合、構造や損害状況などに応じて所定の方法で確認が行われます。
そのため、
「基礎のひび割れが○本だから一部損」
など、一つの要素だけで単純に損害区分を判断できるものではありません。
地震後に発生している損傷を適切に確認することが重要です。
建物の構造によって確認方法は同じ?
住宅には、
- 木造
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造
などさまざまな構造があります。
地震保険では建物の構造などに応じて損害状況を確認するため、すべての住宅について全く同じ場所だけを確認すればよいわけではありません。
そのため、インターネット上の「ここにひびがあれば保険金が出る」といった情報だけで自己判断することには注意が必要です。
訪問調査をせず写真で確認されることもある?
事故の状況などによって、損害確認の方法が異なる場合があります。
写真や申告内容などを利用して手続きが進むケースもあるため、地震後の被害状況を写真で残しておくことは重要です。
ただし、必要となる資料や確認方法については契約している保険会社へ確認してください。
見落としている被害があったらどうなる?
地震後に住宅を確認した際、目立つひび割れだけに注意が向いてしまうことがあります。
しかし、住宅には基礎、外壁、柱、屋根、室内など多くの部位があります。
そのため、地震後には安全に確認できる範囲で建物全体を確認し、地震前にはなかった変化を記録しておくことが重要です。
地震保険の査定結果に納得できない場合は?
まず、保険会社に認定内容や判断の理由について確認しましょう。
「なぜこの認定になったのか」
「どの損傷が確認されたのか」
など、不明点について説明を求めることができます。
追加で確認してほしい被害がある場合は、その内容について保険会社に伝え、必要な手続きを確認してください。
単に「もっと保険金を支払ってほしい」と主張するのではなく、実際の損害状況について整理することが重要です。
地震保険の査定前に何を準備すればいい?
まずは地震後の住宅の状態を確認してください。
気になる損傷があれば、
- 被害箇所
- 被害状況
- 発見した時期
- 被害写真
- 地震前の写真があればその資料
などを整理しておくと、状況を説明しやすくなります。
修理が必要な場合も、可能であれば修理前の状態を記録しておきましょう。
地震保険の損害認定が分からない方へ
地震保険には独自の損害認定基準があるため、一般の方には仕組みが分かりにくい部分があります。
火災保険・地震保険 認定支援センターでは、住宅・損害調査に関する専門知識をもとに、地震による住宅被害の確認や地震保険申請に関するサポートを行っています。
「どこを確認すればいいのか分からない」という段階でも、まず現在の被害状況を整理することから始めましょう。